フィリピンは日本に比べると物価も安く、労働力も安く手に入ります。
そのせいで、下手にSECOM的な防犯機材導入するより24時間人的ガードを雇う方が現実的、なんて事もあります。
確かに最低賃金で計算すると2018年1月時点での月次最低給料は16,000円くらいです。
はい、月給ですよ。
160時間分の給与ですよ。
確かにこれは安いです。
日本だと下手したら日給です。
そんな事もあり、フィリピンでは過剰な労働力の投入がよく見られます。
席数40程の飲食店に入るとオープンキッチンで、20人近くのスタッフが働いているとかも珍しくは無いです。
もちろん厨房担当やレジ係からマネージャーも居るので必ずしも全部がホールスタッフでは無いのですが、それにしても1人のホールスタッフあたりの担当が4-5人レベル。
それでもちゃんとサービスが成り立ってない場合があるのは謎ですが、そんなお店もあると言う事です。
そのせいか、あまり経験値の無いマネージャーやスタッフがちょっと忙しかったり問題があると、スタッフが足りない、もっと雇うだとか、担当を増やす、なんて言い出します。
結果としては単価が上がるわけでもなく、それで落ちる価格が上がるわけでも無いので利益を圧服しているに過ぎない場合が多いです。
違うやーん
それより個々のタスクの効率化を図る、あるいは個々の能力を高める、なんなら物理的なスピード改善等も視野に入れて、いかに最低限の人員で最高値のサービスが提供できるかを考えるのがマネージングかと思います。
無限1UPなんてものは無いんですよ〜
人を増やす前に、本当に今の人員がポテンシャルMAXなのか、あるいは増員によりそれ以上の売上が確実になるであろうかをちゃんと見定めて欲しいものです。
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